逆子(胎児位置異常)
お母さんのおなかのなかで、赤ちゃんは生まれるときは 頭を下にして出てこようとして
います。
これが 横 斜め 逆さま などになっている状態が、逆子です。
通常は出産が近づくと、頭が下になって落ち着きます。
逆子体操、助産婦さんの行うマッサージ、など逆子対策はいろいろありますが、
「お灸」も逆子対策として有効です。
先生によって使うツボは異なりますが、当院で行う逆子治療のつぼとしては
脾兪:ひゆ、腎兪:じんゆ、 (背中にあります)
三里:さんり、三陰交:さんいんこう、(膝下、内くるぶし近くにあります)
至陰:しいん、臨泣:りんきゅう、 (足の指先、足の甲にあります)
などです。
これらのツボに、ゴマ粒大のお灸を 3~5壮 一日おきくらいに 1~2週間 行いま
す。
直接のお灸が熱そうで怖いという方には、温灸、または隔物灸(皮膚ともぐさの間に何か
物をあてがい熱さを和らげるお灸)を行います。
お灸を始めると赤ちゃんが大きく動きはじめます。
時にはその場で逆子が治る事もありますし、治療した日の夜よく動いて、翌朝逆子が治っ
てた なんて事もあります。
お母さんの体にお灸をすえる事によって、赤ちゃんが自己回転を起こし 正常な位置にお
さまってくれます。
赤ちゃんはお母さんのおなかの中で、実によく動きます。
産婦人科の検診で「逆子」といわれても 次の検診では正常になってる事も
よくあります。
「確実に、逆子を治します」というものではありませんが、
いままでの経験から言うと おおむね 6~7割くらいの方が治っているようです。
あまり 早い時期に行っても意味が有りません。
妊娠後期になっても戻らない、ずーっと続いてる、何をやっても変わらない、
などの時には (あらかじめ 担当の先生、助産婦さん、とも相談のうえ)
当院にご相談ください。
なお 妊婦さんに負担をかけない姿勢での 腰痛、肩こり、等の施術も行っています。
(身体が楽になるので 出産予定日間近まで来院される方もたくさんいらっしゃいます)
そちらの施術もご希望の方は 予診の際にお申し付けください。