弱い外力が、繰り返し 繰り返し 同じ部位に加えられた結果、その部位に骨の吸収
と新生が起こり(骨改変層といわれます)骨がもろくなり 骨折を起こします。
針金を同じ部位を繰り返し曲げていると、金属に疲労がおこり、ついには折れてしまいま
すが、よく似ています。
スポーツの障害として(種目により好発部位は異なりますが、)下肢 特に中足骨、脛骨
、腓骨、などに多く、まれにゴルフスィングによる肋骨の疲労骨折も起こります。
原因として 主因は過度の練習と言われていますが、副因として激しい練習による体重
減少、カルシウム不足、そこから起きる骨粗鬆症など。特に女子選手は体重減少→無月経
→骨密度低下→骨粗鬆症→疲労骨折、などの因果関係があるといわれています。
症状としては痛みが殆どですが、運動時に痛む物、安静時にも痛む物、などさまざまです
痛みを起こす部位はおおむね限局されています。
初期症状は大体運動をしばらく休むと痛みがなくなり、運動再開と共にまた痛み始めます
だましだまし運動を続けていると、病状が徐々に進行して治療が長引きます。
治療としてはギプス固定など(通常の骨折はギプス包帯などで固定します)はあまり行わ
ず、数週間~数か月 練習を休んで安静です。
この間必要に応じて テーピング、サポーター、などによる軽度固定、物理療法として
鍼治療なども行いますが、骨折ですので まずは専門医(整形外科医)の受信をお勧めし
ます。