手指屈筋腱(手のひら側にあり、手指を曲げる時に使う腱)の一部が限局的に肥厚する事
により、おこります。
原因としては 使い過ぎによる物が多いのですが、外傷性でもおきます。
中年以降の女性に多いとされていますが、出産後の若いお母さんたちにもみられます。
小指以外の4本の指に多く見られますが、特に 親指 中指 薬指によく出現します。
まげている指をゆっくりと伸ばそうとすると、ある角度で伸びなくなり、無理に伸ばすと
突然急速に伸びます(弾発現象、ばね現象) 多くは、ばね現象と同時に疼痛を伴います。
各指の付け根の手のひら側に(中手指節関節部掌側)ぐりぐり感があり、これが腱ととも
に移動する事が有ります。
ばね現象は 伸ばす時によく見られますが、曲げる時にも起こります。
朝起床直後に顕著に表れます(指が曲がったまま痛くて伸ばせない、、、等)
治療としては 温熱療法、鍼灸、マッサージ、などが有効で、日常的に動きを制限する
テーピング固定、サポーター固定、なども施します。
完治までにはかなりの時間を要しますが、治りかけの時に使い過ぎなどがあると、再び
悪化することも有ります。