強行軍などの後に見られる、足指(中足骨)の疲労性骨折です。
第2、第3中足骨に多く見られ、骨幹部(細長い骨の中央付近)に過大な負荷が継続的に
かかり、その結果として 疲労骨折(stress fracture) を起こした物です。
骨が腫脹し 疼痛を訴えます。
別名で「行軍骨折」ともよばれ、その昔 長時間、長距離、数日、にわたり 過酷な行軍
を強いられた、旧日本軍の兵隊さんを苦しませたそうです。(今から約40年ほど前、
私が学生の頃 教鞭をとられていた恩師は若い時に医師として従軍されていたようです。
行軍骨折のお話を、よくされていました。)
治療としては 安静、足底挿板の使用、免荷固定材による固定 などです。