こんにちは !
今回のテーマは 「 美声 」 !
文字どうり 「 美しい声 」・・ を
保つ為の ツボを紹介します。
最近 「声」のトラブルで来院される方が
増えたような気がします。
例えば
高校教師をされているある女性は
「午前中は 調子が良いけど、午後になってくると、
どうも声の出が悪い」、
また、セミプロながらも 毎週末 ステージで
歌っている方は 「最初は調子が良いけど
ライブの後半は 歌うのが辛い!」、
また、カラオケ教室の講師の方などは
「寝不足だと 声が出にくい・・!」
いずれも女性で50歳代以降の方の訴えです。
皆さん若い時は いくらでも声が出た、
もっと張りのある よく通る声だった、と
おっしゃっています。
人間の声にはもともと
生まれながらにして その人の特徴が
備わっているものです。
なので ツボ療法で 声の質そのものを
良くしようというのは 無理な事です。
しかし 人の声というのは
その人の 精神状態や身体の調子によって
かなり変化するものです。
気持ちが落ち込んでいたり、
体力が衰えている時、
その人の声は 低く、こもりがちになります !
東洋医学では、肺を病むと声が
甲高くなると云われています。
大切なのは 気の張り、体力の充実、によって
張りがあり、よく通る 生き生きとした声に
することなのです。
どんな声を美しいというかというのも
人によって見解が異なるでしょうが、
これから紹介する ツボ療法は
体調によって変化する 声の衰えを
その人 本来の自然な美しさを持った
張りのある声に回復させようとするのが
ねらいです。
① 肺兪 : haiyu
第3胸椎の棘突起の下、外側へ約1寸5分
② 腎兪 : jinnyu
第2腰椎の棘突起の下、外側へ約1寸5分
③ 水突 : suitotsu
のど仏の外側で、やや下
④ 中府 : chuufu
第2肋間、前胸壁の外側の上端 胸骨中央から左右6寸
⑤ 盲兪 : kouyu
へその両側 5分
⑥ 孔最 : kousai
前腕 手のひら側で肘から手首にむかって3寸 親指側
⑦ 太淵 : taienn
手首手のひら側 親指の根元に出る太いすじの 親指側
*注 : 1寸は約2センチ、5分はその半分
棘突起 : 背中に触れる背骨の骨の出っ張った部分
肋間 : 肋骨と肋骨の間
胸骨 : 胸の前、真ん中にあり、
のど下からみぞおちまで続く板状の骨
以上のツボを 風呂上り、また就寝前などに
約10分、気持ち良いくらいの圧で
毎日 指圧してください。
( 水突 のツボはなるべく軽めの圧で行ってください )
人の声は呼吸器系の器官と
密接な関係にあります。
ですから 美しい声を保つためには
肺の臓と腎の臓の機能を正しく
整える必要があります・・!
「 美しい声を保つ 」 ツボ療法・・・!
いかがでしたでしょうか!?
東洋医学の考え方の一つに 「 健美 」 があります。
健康と美しさは表裏一体の関係にあり
健やかなる身体には自然と美しさが備わる・・・!
ツボ療法も有効ですが、
なによりも大切なのは
毎日を 健康的に明るく 楽しく過ごすことです。
今回紹介したツボは 肺と腎の臓に効果のある
代表的な養生穴です。
呼吸器系などが弱い方にもおすすめのツボです!
今回も当院ブログ 読んで頂き
ありがとう ございます !!!
10月に入り、一段と秋の気配がふかまってきたようです。
身体を暖かくし、保温を心がけ、健やかにおすごしください。