こんにちは　！！

今回のおはなしは「　脳卒中　」　について。

 

案外よくきく病名だけど

ほんとのところ　どんな病気・・？

お答えしましょう！！！

 

脳卒中とは　脳の血管の異常によって

起きる病気で　いくつかの　タイプに

わかれます。

 

脳の血管が　詰まったり、破れたり、

することによって、脳が障害を受ける病気で

障害を受けた脳が司っていた部分の

身体機能、言語機能、などが失われたり

時には死に至ります。

 

 

脳血管の詰まる物　：　「脳梗塞」

脳血管の破れる物　：　「脳出血、くも膜下出血、」

 

 

「脳梗塞」とは　脳の血管の一部に「血栓」

などが詰まりその先の脳が壊死を起こしたもので

その起こり方によって

ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞，心原性脳塞栓症、

の３つに分類されます。

 

「脳出血」は脳の小さな血管が

高血圧や加齢などでもろくなって破れ

出血するものです。

 

「くも膜下出血」は脳の大きな血管に出来た

動脈瘤や動静脈奇形が破裂して

脳表面に出血がおこる物です。

 

 

脳卒中は　かつて日本人の死因の　１位を

占めていましたが、徐々に死亡率が減少し

現在は　３位となっています。

しかし　これは救急医療の充実や

治療法の進歩により亡くなる方が

少なくなった為で、患者数は　依然として

多いのが現状です。

（ちなみに現在１位は癌、２位は心臓病です）

 

次に「脳卒中の症状」について・・

 

脳卒中の症状は様々ですが、

脳出血やくも膜下出血では　突然意識を失ったり、

激しい頭痛、嘔吐、など　比較的

はっきりとした症状が現れます。

 

 

脳梗塞の症状としては

手足のもつれ、しびれ、力がはいらない、

ものが二重に見える、みえにくい、

言葉が出ない、話せない、

食べ物や飲み物が飲み込めない・・・など

さまざまありますが

脳出血やくも膜下出血と比べ、特徴的な症状が

現れず、見落とされがちなので

注意が必要です。

 

 

脳梗塞が起きていても　脳の障害が小さいと

症状が現れない場合があります。（無症候性脳梗塞）

これがあると　将来的に

脳卒中の発作を起こす可能性が　高いと

いわれています。

 

次のような症状が現れた時は

すぐに　救急車を　読んでください！！

 

①　急に顔半分、片側の手足がしびれる、動かない。

②　突然意識がおかしくなる、言葉が出ない、

人のはなしが理解できない。

③　急に片目、または両目が見えにくくなる、

視野が狭くなる。

④　突然のふらつき、バランスがとれず歩けない、

手足がうまく動かせない。

⑤　原因不明の突然の激しい頭痛。

 

 

脳卒中の患者さんは　高齢になるほど

増加傾向にあります。

これは　脳卒中の主な原因である

動脈硬化や心臓病が　加齢とともに進行するからです。

また　近親者に脳卒中の経験がある人がいる場合は

より危険といわれています。

高齢者や家族歴のある人は特に予防を心がけ

前ぶれ症状に注意してください。

 

脳卒中発作にはしばしば、前ぶれ症状があります。

「　一過性脳虚血発作　（TIA）　」というものです。

さきほどお話した　脳梗塞の症状が現れた後

数分～１０分くらいで症状が　す～っと消えてしまう

事があります。（遅くとも２４時間以内に）

これは（TIA）小さな血栓が　脳血管に一時的に

詰まりますが、血栓がすぐに溶ける事で

症状が消えるものです。

 

「　TIA　」は大きな脳梗塞発作のまえぶれ（警告）

とも考えられており、

３カ月以内にそのうちの１～２割に

脳梗塞を発症し、その半数が　４８時間以内に

発症するといわれています。

 

 

もし　上記のような症状が起こったら

必ず、なるべく早く、専門の

医療機関を受診してください　！！

 

脳卒中は　危険因子をコントロールする事で

ある程度の「　予防　」が可能です。

最後に　日本脳卒中協会が提唱している

「　脳卒中予防１０か条　」　をご一読ください！！

 

 

今回も最後まで当院ブログ読んで頂き

ありがとうございます。

 

今回紹介した「　脳卒中　」！

まさに　治療より　予防が第一　の病です。

上手に養生しつつ　毎日を健やかにお過ごしください！！

 

お知らせがあります！

当院は　平成２８年春　中海岸１丁目に　移転を予定しております。

現在の治療院から　徒歩で　２~３分

茅ヶ崎駅　南口から　徒歩　４～５分

長年の夢であった　自社ビルを只今建築中です！

随時　スタッフブログにて　状況を報告したいと思います。

これからも　どうぞ　宜しくお願い致します。