みなさま こんにちは !
今回は 「 めまい 」 について !
めまいは どうしておこるのか・・?
身体のバランスをとる仕組みに問題が
生じた時に「 めまい 」がおきます。
人間の身体の中では 眼、耳、筋肉、
などからの情報が 脳に送られ統合されます。
そして 脳で統合された情報が
身体各部の筋肉に 素早く、正確に
伝わる事により 身体のバランスを
正常に保っています。
これらの情報に、異常や、くい違いが起こると
バランスが崩れ「めまい」がおこります。
耳はこれらの情報入力源のひとつです。
耳の中は 外耳、中耳、内耳、の3つの部分に
分かれていて 一番奥の「内耳」が
めまいに関係する部分といわれています。
内耳は
「蝸牛」 : 音を聴く働き、と
「半規管,前庭」 : バランスをとる働き、
から成り立っていて、ここに入ってきた情報が
神経に乗って 脳に送られます。
めまいの原因はいろいろと有りますが
耳の病気、脳の病気、全身の病気、など
から起きると云われています。
通常内耳はリンパ液で満たされているのですが
リンパ液の増加や漏れ、内耳の器官の一部
( 耳石 )のはがれ、脳に行く神経の炎症、などで
めまいがおこります。
この場合は回転性のめまい発作になりやすく
半規管や前庭は蝸牛( 音を聴く働き )と
繋がっているため 難聴や耳鳴りを伴う事も
あります。
小脳や脳幹は身体のバランスを保つ
働きをしています。
脳や全身の病気で小脳や脳幹への
血液量が不足したり
小脳や脳幹が 腫瘍などで圧迫されても
めまいがおこります。
ではめまいで病院に行くと どんな事を
するのか・・!?
まず 問診を行います。
どんなめまいか、何をしててめまいが起きたか、
どのくらいの時間続いたか、
めまい以外にどんな症状があるか・・?
などを尋ねられます。
また ストレスもめまいの原因として
かんがえられる場合は 最近の生活状態
( 仕事は忙しいか、睡眠不足はないか、
気がかりな事はないか・・など )
についても尋ねられます。
身体のふらつき具合をみる検査もします。
開眼、閉眼、での両足立ちや片足立ち、
また閉眼での 足踏みなどで どのくらい
身体がずれていくかなどを観察します。
また めまいの程度をみる検査もします。
めまいを起こしている時の眼は
独特な動きをします ( 眼振 )。
物を見つめた状態、見つめない状態、
頭の向きを変えた状態などで眼振を
観察します。
また 外耳道に水または風を入れて
温めたり、冷やしたり、して
半規管の反応をみる検査なども
おこないます( 温度刺激検査 )。
聴力検査、 CT、MRI,などの画像検査なども
必要に応じて行われます!
では じっさいの治療の方法はというと
投薬による治療が主体のようです。
めまいには しばしば吐き気やおう吐、などの
症状が伴います。
また 不安な気持ちがめまいをひどくする事も
よくあります。
したがって使う薬も
・ めまいを抑える薬
・ 吐き気、嘔吐、を抑える薬
・ めまいに対する不安をやわらげる薬
などが多いようです。
薬による治療の他には
・ 生活指導
・ 心理療法(緊張、不安などの解消)
・ 運動療法(頭位の変換、足腰の鍛錬など)
・ 場合によっては手術
なども行われます!
以上 簡単ではありますが「 めまい 」について
まとめてみました。
最後に めまいを起こさない為の
心がけておく事柄を幾つか・・!
① 睡眠、休養、をしっかりとる。
② ストレスとうまく付き合う。
③ タバコは減らすか禁煙を。
④ 規則正しい生活を心がける。
⑤ 飲酒は控えめに。
⑥ 旅行は出発前に主治医に相談を。
( ③の煙草に関してですが 喫煙は
脳や内耳の血液循環を悪くし
めまいを起こし易い状況をつくります )
もし めまいにともなって 激しい頭痛や
手、足、のしびれや麻痺の症状のあるとき
また 意識がおかしくなったりした時は
なるべく早く救急病院などをたずねてください !!!
今回も最後まで 当院ブログを読んで頂き
誠に ありがとうございました。
実は 私自身 この数週間 めまいを発症し
耳鼻科と脳外科の先生に お世話になっています。
今回の記事は そんな体験をもとに
書かせて頂きました!
朝、晩、は ここ茅ヶ崎でも かなり
秋めいてきました。
日々の養生を怠らずに
健やかにお過ごしください !!