今回のおはなしは・・『東洋医学』!
東洋医学の考え方・・とてつもなく複雑でややこしい!
のですが 一般の方にもわかるように
すご~く ざっくりと記してみたいと思います。
東洋医学を考える時に大切な3つの要素!
「気」 「血」 「水」
気、血、水、の3つの要素が互いに助け合い
スムーズに循環している状態が
東洋医学でいうところの理想的な身体状態です。
では 気、血、水、を簡単に説明してみましょう。
気 [ki]
元気、陽気、活気、眠気、など気の付く言葉は
たくさんあります。
元気は生命活動の根本の気で原動力です。
血 [ketsu]
そのものずばり血液!全身に栄養と酸素を運びます。
「気めぐれば血めぐる」といわれ 気が動く事により
血液循環がおこなわれます。
水 [sui]
唾液、胃液,腸液、涙、汗、尿、・・
など体内を満たしている血液以外の水分です。
臓器、組織、皮膚、粘膜、などを潤わせ養います。
身体の中で働きが弱まった部分が生じて
「気」「血」「水」のうち一つの要素でも
異常が発生すると、他の要素全体に悪影響を
及ぼします。 その結果身体全体のバランスが
くずれます。
「気候の変化」「精神、感情の乱れ」「日常生活の
不摂生」などの「病気の原因」は、まず「気」の働きを
弱まらせ、その活動を停滞させます。
「気」が足りない状態を 「気虚:kikyo」 といいます。
様々な不快症状は「気虚」から始まり
「血」「水」の不足、停滞を招きます。
このことから、「気」の流れをコントロールし
整える事が出来れば、身体のアンバランス回復が
出来ると考え、体系化されたのが『東洋医学』です。
「気」の状態はツボにあらわれます。
ツボは「気」の出入り口とされ「気」の状態が
よくあらわれます。
つまり、ツボに「圧痛」「コリ」・・等が
あらわれた時には、何らかの原因で「気」が
乱れ、身体のどこかの組織、器官に不調が
生じているとみることができます。
このツボと、内臓・器官とを結んでいるのが
「経絡:keiraku」と呼ばれるものです。
経絡は主なもので14系統あり、それぞれ
「胃のライン」「肝のライン」「腎のライン」・・
というように、固有の臓器とつながっています。
ツボをケアする→「気」を整える→治癒力アップ!!
身体のどこかに異常がおきると 必ず経絡に
反映します。
ツボ療法は ツボと経絡を診る事によって
身体の状態を知り、ツボに刺激を与える事で
経絡を巡る「気」の流れを整えるものです。
ツボをケアすること! それは「気」を整え
身体のバランスを回復するための 「治癒力」を
高めることになるのです。
すご~く簡略した「気」「血」「水」の話でした。
おわかりいただけたでしょうか。
東洋医学の世界のほんの一部を記しましたが
折りに触れ、色々な事をおはなししていきたいと
おもいます。
今回も 湘南針灸接骨院ブログ お読み頂き
ありがとうございました。
どうぞ「東洋医学 ツボ療法」を上手に活用して
健やかにお過ごしください!!!