足をあまり使わない現代人。
デスクワーク、長時間の立ち仕事、車の利用が多い人、
最近は車社会で 何かというと車を使い、歩く事が苦手
な人が増えています。
このような生活では 足の機能が弱るだけでなく
腰も弱くなり、ひいては精力や生命力も落ちていきます。
足は歩いて移動するという運動器としての働き以外にも
血液、リンパ、などを体幹方向へ押しもどすという
循環器の補助もしており、
また中医学的には手と同様に足にもたくさんの経絡、経穴、
が存在し身体の様々な臓器とリンクしているといわれています。
このように大事な足の疲れを取る特効穴、
「湧泉」:ゆうせん。
足の裏、の中央よりやや前方 人差し指と中指の骨の間
の窪んだ部分にあります。
椅子に腰かけ、片側の足をあぐらをかく形にして
両方の手で足を包むように支えます。
そして、両手の親指の腹を使って「湧泉」を優しく
気持ち良い圧で押していきます。
腹ばいになって子供に踏んでもらうのも良いでしょう。
湧泉は、人の生命力、生殖力、の源となる腎を補う穴
(この腎とはいわゆる「腎臓」とは少々異なります)
腎が弱ってくると、足の冷え、足のほてり、喉の腫れ痛み、
たちくらみ、などが起きやすくなり、また不妊症や
男性の性機能障害(ED)などとも関係があるといわれています。
長時間 靴によってしめつけられ、車での移動が多い
現代の我々は、もう少し「足」をしっかりと使ったほうが
良いのではないでしょうか!
ひとりで簡単に出来て 効果のあるツボ療法をこれからも
どんどん紹介していきたいと思います。
ここで紹介したツボ療法は 手軽に日常的にできる養生法の
一つとしてご活用ください。
専門的に治療したい方は 医師、鍼灸師、などにご相談ください。
今回も当院のブログ最後までお読み頂きありがとうございます。