心配事があったり、ものすごく興奮したりすると、寝つきが悪くなり
それが何日も続くと 「不眠症」ということになります。
その多くは神経的なものだと云われています。
寝つきが悪い、寝つけても夜中に何度も起きてしまったり 夢をたくさん見て
熟睡できない、また朝早くから目が覚めてしまう。など色々なタイプの不眠症が
有りますが、ほとんどの人が,多少は眠っているようです。
眠れない事に対する不安や心配がなおいっそう不眠症を悪化させる事も
良くあります。
不眠をあまり深刻にとらえないで、数日寝れなくても命には別条はない、くらいの
気持ちでいたほうが良いようです。
ただし。高血圧、糖尿病、消化器障害、など病気による不眠もありますので
そのような方は きちんと専門の医師を受診してください。
さて、東洋医学としての「不眠症」に有効なツボを 紹介します。
天柱 : てんちゅう、後頸部 うしろ髪の生えぎわで硬い筋肉の外側のくぼみ。
湧泉 : ゆうせん、 足の裏側 親指の根元のふくらみのすぐ横。
失眠 : しつみん、 足の裏側 かかとの中央。
足三里 : あしさんり、 むこうずねの外側 ひざ下数センチのあたり。
三陰交 : さんいんこう、 うちくるぶしの上 数センチのあたり。
足の太陽膀胱経 : 目の内側で鼻根部~頭~後頸部~背中~下肢の裏側~外くるぶし
~足小指脇 までのツボのながれ(経絡)ですが その中の特に
背中のあたり(腎兪:じんゆ、肝兪:かんゆ、隔兪:かくゆ、など)
次に 各ツボの具体的な、ツボ治療の仕方をお教えしましょう。
側頭部を両手ではさみ持つようにすれば親指の腹が自然と「天柱」にあたります。
失眠、湧泉、は床に(カーペットなどの上)ゴルフボールをひとつ置き足裏で軽く
力を入れながら ゴロゴロしてください。
背中(膀胱経)もゴルフボールを二つ床に置いて、そのうえに静かに寝てください
足の三里、三陰交、はそれぞれ押しやすい指で押してください。
いづれのツボも気持ち良いくらいの圧で ゆっくり、じわーっと押してください。
指圧で最も大事な事は「心地よい圧」と「心地よいリズム」です。
就寝前に行うと有効ですが 足裏のツボは利尿作用もあるので昼間に行う方が
良いでしょう。
「失眠」はげんこつで軽く叩く方法もあります。
以上のツボ刺激の後、就寝前に膝から下を温めてください。
足湯、ドライヤー、こたつ、何でもよいので、足を心地よいくらいまで
温めて下さい。
ツボ指圧と足の温罨法で きっと オヤスミになれますよ!
それでも眠れないという方は、当院にご相談下さい。
お待ちしています。
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