デユ ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)について、

Pocket
LINEで送る

親指の使い過ぎ、外傷、などにより起きる 手首の親指の付け根部分の腱鞘炎です。

手首の親指の付け根(よく脈を診る部位のすぐ隣のあたり)には二本の腱が通る腱鞘があ

ります。

肘側から親指側に向かって 長母指外転筋、短母指伸筋、という筋肉の端の部分(これを

腱と呼びます)がトンネル状の組織(これが腱鞘です)の中を通っています。

親指は 他の四本の指に比べ複雑な動きをします。

他の四本の指と連動して対立的にも動きます。

この為 得に親指は何かをする時酷使されやすいのです。

親指を使い過ぎると この二本の腱が擦れ合い腫れて、またこの腱をトンネル状に包んで

いる腱鞘の内側の壁も腫れます。これが デユ ケルバン病です。

症状としては 腫れ、親指の使用時の痛み、時に患部(橈骨茎状突起の部にほぼ一致)に

小腫瘤をふれる事があります。

フィンケルスタインテストで調べます。(親指を中に入れたグーを作り尺屈、小指側に曲

げる事)

治療としては 安静、固定、温熱療法、マッサージ、鍼灸、等です。

中年婦人に多いとされてきましたが、近年スマートフォンなどの普及により、若い方にも

見られます。狭窄性腱鞘炎だなと思われた方は、とにかく使い過ぎに注意して、安静を保

ち、専門の先生を受診して下さい。

フィンケルスタイン ケルバン1

 

 

カテゴリー: 健康, 未分類 パーマリンク