バスや船や車に酔う人は、不思議といつも
決まっているものです。
これは過去の体験が 「乗れば必ず酔う」
という 既成観念にまでなっていて、
それが暗示となって 知らず知らずのうちに
酔ってしまう、という繰り返しになるからです。
また普段はまったく平気な人でも
胃の調子が悪かったり
睡眠不足や空腹状態で乗り物に乗ったりすると
思いがけず酔ってしまうこことがあります。
だいたい乗り物酔いは身体の平衡感覚が
不調な時に起こりますから
この感覚の敏感な人ほど
かかりやすいようです!
では 乗り物酔いに効果のあるツボを
紹介しましょう。
「 百会 : hyakue 」
「 竅陰 : kyouin 」
「 翳風 : eifuu 」
「 天柱 : tenchuu 」
「 風池 : fuuchi 」
「 肝兪 : kanyu 」
「 期門 : kimon 」
「 内関 : naikan 」
「百会」:頭のてっぺん。両耳の一番高い場所と
眉間をまっすぐに上がった線が交差する場所。
「竅陰」:耳のあなの高さで耳介のすぐ後ろ側。
「翳風」:耳たぶの後ろやや下にあるくぼみ。
「天柱」:後ろ髪のはえぎわ、二本の太い筋肉の
外側のくぼみ。
「風池」:くびの後ろ側、中央のくぼみから
外側へ2寸、後頭骨の下。
「肝兪」:背中の中ほどやや下、背骨の両側
(第9胸椎の棘突起の下、外側1寸5分)
「期門」:乳首の真下のライン上で肋骨の際
(乳頭線上、第9肋軟骨の先端)
「百会」「天柱」「風池」は 心の動揺を
鎮めるツボです。
「竅陰」「翳風」は身体の平衡感覚を保つ耳の
機能をつかさどるツボです。
乗り物酔いの防止としては
なによりも、まず 酔わないような体調を
作っておく事が大事です。
旅行に出かける1週間くらい前から
これらのツボに、マッサージや指圧、お灸など
を施しておくと、乗り物酔いしにくい身体に
なりますよ~!!
予防マッサージをしたけども
実際に乗り物酔いになってしまった場合
服の上からでもよいので、これらのツボを
押したりなでたりしてみてください。
徐々に楽になってきますよ~!
それでも心配な方には
「内関」の「皮内鍼」をおすすめします。
「皮内鍼」とは 数ミリの長さの短い鍼を
数日間ツボに斜めに刺し、上から専用のシールを
貼り固定しておくという、置き鍼法の一つです。
旅行中ずっと「皮内鍼」を手首の裏側の
「内関」のツボに貼りつけておくと
不思議な事に酔いません!!!
今回の「乗り物酔い・・ツボ療法」!
いかがだったでしょうか?
「内関」の「皮内鍼療法」、簡単なのに
驚くほどよく効きますよ~!
当院では大人気の治療法です。
ご希望のかたはいつでもお問い合わせください。
施鍼にかかる所要時間は数分です!!
またまた当院のブログ 最後までお読みいただき
ありがとうございます。
「ツボ療法」を上手に活用して
日々、快適に健やかにお過ごしください!!!